柔術のルールを知ろう!ペナルティー編(反則行為)

柔術のルールについて、大まかに書いてみようと思う第2弾。

柔術における反則行為についてまとめてみたいと思いますが、今回は「ペナルティー」の対象となるものを抜粋していきます。

ルールブックには、「非常に重大な反則」と「重大な反則」の2つに反則の項目が分かれています。

ペナルティーの対象となるのが、「重大な反則」となるので、こちらをルールブックの表示と合わせて簡単に説明してみます。

6.4.1 競技者が、対戦相手を掴んでいない状態で、膝を着く、または座る。
相手を掴まない状態で引き込むことを指します。
今年のアジア選手権では、この反則に関して厳しく見るようになっていたと感じました。

6.4.2 立っている競技者が、対戦相手との闘いを避けるため、場外へ逃げる。
スタンドの際に組むのを嫌がって場外に出てしまうことを指します。
後ろに下がってしまうと、最終的には場外へ出てしまうので押し返したりサークリングをしたりで回避しましょう。

6.4.3 立っている競技者が、サブミッションまたは得点を試みる明確な意図なしに、対戦相手を場外に押し出す。
上記は嫌がって下がった結果場外にという反則ですが、こちらは特にテイクダウンの仕掛けなどをしないのに相手を場外に押し出す行為を指します。

6.4.4 床に座っている、または寝ている競技者が、這って場外へ出ることで闘いを回避する。
ボトムの選手(引き込んだ選手)が場外へ逃避する行為を指します。
パスガードの攻防をしていて、場外に出てしまう場合はこれには順次ず、中断をしてセンターからのリスタートになります。

6.4.5 床に座っている、または寝ている競技者が、闘いを回避するために立ち上がり、交戦に戻ろうとしない。
ボトムポジションからスタンドに戻ったが、相手に向かって行かない行為を指します。
戦意喪失してしまってる状況でしょうか?見たことはない反則です。
見ない理由として、相手側は組んでくるから交戦としては成立しているためかもしれません。

6.4.6 競技者が、ガードポジションを取っている対戦相手のグリップをはずして、交戦に戻ろうとしない。
ボトムポジションの選手が組まずにいる行為を指します。
これも上記と同じくで戦意喪失感のある行為ですね、
ただ、トップの選手が攻めてくるので交戦は成立してしまうかなと思います。

6.4.7 競技者が、試合を中断するために、意図的に自分の道衣を脱ぐ、または帯をほどく。
これは言葉そのままで自ら道着を脱ぐ・帯をほどいて試合を遅延させる行為を指します。

6.4.8 競技者が、対戦相手の道衣の袖口・裾口の中に指を入れて掴む。これは、たとえスイープまたは他の技を仕掛けている場合であっても同様。
道着の袖・裾の中に指を入れる行為を指します。
特にスパイダーガードの時に袖を持つ際に注意が必要ですね。

6.4.9 競技者が、対戦相手の道衣の上衣またはズボンの内側を掴む、対戦相手の道衣の内側を踏みつける、または競技者が相手の道衣の内側に手を入れてそこから道衣の外側を掴む。
道着の内側を掴む、足で踏みつける行為を指します。
ボトムの選手が抑え込まれた際に、相手の道着を出し足をかける際に注意が必要になるかもしれません。

6.4.10 競技者が、言葉や身振りによって審判員に対して意思表示をする。ただし医療的な問題、または道衣に関する問題の報告はこの限りではない。
レフリーにアピールをすることを指します。
今のはポイントじゃないのか?今タップしたのではないか?などのアピールは逆に反則になってしまうので注意してください。

6.4.11 競技者が審判員に従わない。
これは読んで字のごとくでレフリーの言うことを聞かない行為を指します。
センターに戻れ、道着を直せなどレフリーの指示には従いましょう。

6.4.12 試合終了後、審判員が試合の勝敗を発表する前に、競技者が試合場から出る。
タイムアップ後に場外へ出てしまう行為を指します。
この反則で勝敗が変わったり、両者失格となったりするケースがあるので要注意です。
アジア選手権のイタロ・リンズvsチェ・ワンキの一戦が両者ペナルティー3の状態から、終了後に場外へ出たために両者失格となりました。

6.1.13 競技者が、対戦相手のスイープまたはテイクダウンを完遂させないために、試合場から意図的に出る。
タックルに入られて、バランスを崩しているがまだポイントにならない状況のときに、場外へ出てしまう。
スイープをされたが、まだ背中をつけられていない状態で場外へ出てしまう。
などの行為を指します。
この場合は、ペナルティーだけではなく、テイクダウン・スイープが完了したとみなされて2ポイントも相手に入ります。

6.4.14 ノーギ柔術マッチにおいて、何らかの手段で競技者が自分のユニフォームを掴む、または対戦相手のユニフォームを掴む。
ノーギで相手のラッシュはパンツを掴む行為を指します。
ノーギでは相手の着衣を掴むことは反則となります。

6.4.15 競技者が対戦相手の顔の正面に手または足を置く。
手や足で相手の顔を押さえつける行為を指します。
道着を持って相手の顔をそむけるような行為は反則になりませんが、道着を持たない状態で行うことは反則となります。

6.4.16 競技者が意図的に対戦相手の帯を足で捕える。
相手の道着と帯の間などに自分の足を入れて、相手をコントロールすること指します。
足の指で掴む(指が折れるかも?)や両足で帯を挟むことも反則です。

6.4.17 競技者が対戦相手の道衣を掴まずに、襟の上に足を置く。
道着を掴まずにラペラに足を置く行為を指します。

6.4.18 競技者が、対戦相手の首の後ろ側の襟の内側に足を置く。この際、道衣を掴んでいてもいなくても禁止となる。
奥襟に足を置く行為を指します。
おそらく頸椎が近いため、禁止なのではないかと思います。

6.4.19 帯がほどけた場合に、試合におけるチョークまたはその他のあらゆる状況を有利にするために、競技者が自分の帯または対戦相手の帯を利用する。
ほどけた帯を競技に使用する行為を指します。
帯を使ってのサブミッションは禁止です。

6.4.20 試合中断中、競技者が自分の帯を結ぶのに20秒以上を要する。
(緑/黄色の帯に関しても同様とする)
ほどけた帯の巻くための時間について。
20秒を超えるとペナルティーになります。

6.4.21 競技者が試合場を動き回り、交戦しようとしない。
相手と組まずにサークリングをし続ける行為を指します。
試合が成立しないので当然ペナルティーですね。

6.4.22 競技者が意図せずに禁止の対象となるポジションを作りだす。
分かりやすく言うと、自分で相手の足をコントロールして、外掛け(ニーリーピング)にするなどの行為を指します。

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